心のどこかで特別だと感じる気持ちがあるからこそ、私達は宮窪手話を使い続け、捨ててしまいたくないと感じるのだと思います。
心のどこかで特別だと感じる気持ちがあるからこそ、私達は宮窪手話を使い続け、捨ててしまいたくないと感じるのだと思います。
矢野 羽衣子 UIKO YANO
心のどこかで特別だと感じる気持ちがあるからこそ、私達は宮窪手話を使い続け、捨ててしまいたくないと感じるのだと思います。
(出典:ウェブマガジン「モザイク」2019年2月26日掲載記事より)
矢野 羽衣子 UIKO YANO
瀬戸内海に浮かぶ愛媛県大島出身。
祖父母・両親を含む家族全員がろう者の中で育ち
地元では聴者ろう者関係なく宮窪手話を使うのが
当たり前という環境だった。
宮窪手話を通して様々な手話言語に興味を持ち
宮窪手話をはじめとする
共有手話などの研究を行っている。
国立大学法人筑波技術大学大学院技術科学研究科
情報アクセシビリティ専攻修士過程修了。
大好きなもの:魚・チャイ・写真・旅行
研究実績 RESEARCH
著書・論文 BOOKS & ARTICLES
2020年
2018年
Uiko Yano and Kazumi Matsuoka.
Sign Language Studies, Vol.18.4, pp.640-665. .DOI: 10.1353/sls.2018.0019(査読あり)
(日本語訳のPDFはコチラ)
2017年
矢野羽衣子、松岡和美
「愛媛県大島宮窪町の手話:アイランド・サイン」
岩波書店『科学』5月号415-417ページ。
”Island Signs: The Sign Language of Miyakubo in Ehime Prefecture”
2013年
Kazumi Matsuoka, Uiko Yano and Masahiro Minamida.
Grammatical Functions of Mouth Gestures in Japanese Sign Language.
Proceedings of the 13th Texas Linguistic Society. pp. 45-54.
2011年
内堀朝子、松岡和美、南田政浩、矢野羽衣子
「日本手話における動詞補文の統語特性―直接引用文との相違点を中心に」
『手話学研究』、第20巻、pp.67~88 (査読あり)
2011年
南田政浩、松岡和美、矢野羽衣子
研究ノート「ELANを用いた手話教材の開発」
『手話学研究』第20巻。39-43ページ。(査読あり)
学会発表 ADADEMIC CONFERENCE PRESENTATIONS
2019年11月
矢野羽衣子、大杉豊
「不就学ろう者の手話表現分析:宮窪手話との比較考察による位置付けの試み」
日本手話学会45回大会。国立障害者リハビリテーションセンター学院ポスター発表(査読あり)
2019年6月
2017年11月
矢野羽衣子、松岡和美
「愛媛県大島宮窪地区の村落手話(地域共有手話)における二種類のタイムライン」
日本言語学会155回大会。立命館大学ポスター発表(査読あり)
2017年6月
Kasumi Matsuoka, Uiko Yano and Kazumi Maegawa.
Modal-negation interactions in Japanese Sign Language,
Formal and Experimental Advances in Sign Language Theory(FEAST),アイスランド大学ポスター発表(査読あり)
2016年12月
松岡和美、前川和美、矢野羽衣子
「日本手話のモダリティ表現にみられる証拠性」
日本言語学会153回大会。福岡大学(査読あり)
2016年1月
Uiko Yano and Kazumi Matsuoka
Number, Time Line, and Spatial Expressions in a Village Sign Language in Japan: A Preliminary Study of Ehime-Oshima Island Sign Language.
An oral presentation at the 12th International Conference on Theoretical Issues in Sign Language Research (TISLR12), hosted by La Trobe University, Melbourne. (査読あり)
2015年3月
矢野羽衣子、平英司、松岡和美
「宮窪手話の『数』に関する表現―日本における危機言語―」
社会言語科学会第35回大会、東京女子大学。(査読あり)
2014年11月
矢野羽衣子、平英司、松岡和美
「愛媛県大島のビレッジサイン(手話方言)における数と時表現」
日本言語学会149回大会。愛媛大学ポスター発表(査読あり)
2013年11月
松岡和美、赤堀仁美、岡典栄、矢野羽衣子
Expressing modality: a descriptive study of Japanese Sign Language.
日本言語学会147回大会、神戸外国語大学。(査読あり)
2012年6月
Kazumi Matsuoka, Uiko Yano and Masahiro Minamida.
Grammatical Functions of Mouth Gestures in Japanese Sign Language.
Texas Linguistics Society (TLS 13), テキサス大学オースティン校(University of Texas at Austin) アメリカテキサス州。(査読あり)
2011年11月
松岡和美、南田政浩、矢野羽衣子
「日本手話の口型に見られる極性表現」
日本言語学会第143回大会、大阪大学。(査読あり)
2010年10月
松岡和美、南田政浩、矢野羽衣子
「日本手話における口型の予備的研究」
日本手話学会第36回大会、慶應義塾大学。(査読あり)
2010年10月
松岡和美、南田政浩、矢野羽衣子
「ELANを用いた手話教材の開発」
日本手話学会第36回大会、慶應義塾大学。(査読あり)
2010年10月
内堀朝子、松岡和美、南田政浩、矢野羽衣子
「日本手話における埋め込み構造の予備的研究」
日本手話学会第36回大会、慶應義塾大学。(査読あり)
その他 (講演・講義など) OTHERS (LECTURES etc.)
2020年10月
(予定)
「宮窪手話(共有手話)の特徴」
手話言語と音声言語に関する民博フェスタ2020/SSLL2020 特別企画:手話言語学基礎講座
2019年10月
「消滅危機言語、ビレッジサイン」
第2回手話学コロキアム(研究講座)「言語の海を航る-フィールドワークによる手話の研究-」
主催:関西学院大学手話言語研究センター
2017年3月
Use of Space in Ehime-Oshima Island Sign Language
ハーバード大学デイビッドソン研究室ラボミーティングおよびコネチカット大学
Sign Language Research and Discussion Groupにおける発表
2016年10月
2017年12月
「愛媛県大島のろう・聴コミュニティの言語と文化史」
大阪大学・東北大学全学教育リレー講義:手話の世界と世界の手話言語☆入門
2016年3月
招待講演
Deaf Japanese Culture and Japanese Sign Language DEAFinitions: DEAF STUDIES CONFERENCE
ハンプシャー大学(マサチューセッツ州アマースト)松岡和美氏との共同発表
2016年2月
「日本のビレッジサインの数字、タイムライン、空間の表現:愛媛県大島手話の予備的研究」
手話言語の類型論、東京外国語大学
2014年1月
「日本手話のモダリティ」
「第一言語と第二言語のバランスを考える」第6回バイリンガル・バイカルチュラルろう教育シンポジウム
国立オリンピック記念青少年センター
2014年1月
『日本手話で学ぶ手話言語学の基礎』(松岡和美著・くろしお出版)日本手話版 DVD翻訳・出演
(はじめに・第4章「意味にかかわる手話言語の性質」)
2013年2月
「日本のビレッジサインの数字、タイムライン、空間の表現:愛媛県大島手話の予備的研究」
手話言語の類型論、東京外国語大学。
メディア情報 MEDIA APPEARANCES
2019年2月
インタビュー
マイケル・エラード著「新しく生まれ出る手話は、研究者の活動で息絶えることはない 言語学者は何を危惧しているか」
ウェブマガジン「モザイク」2019年2月26日掲載記事(日本語訳PDFはコチラ)
2018年9月
テレビ出演
「故郷の手話を守りたい」
NHK ハートネット福祉情報総合 ろうを生きる 難聴を生きる 出演